当院での矯正歯科は子供の矯正のみ行っています

床矯正とは、

 歯を抜かずに、顎を正しく成長させて歯を並べる矯正=「床(しょう)矯正」

・非抜歯矯正 :歯が並ばないのは顎の成長が不足してスペースが足りていないからで顎を正しく成長させ歯が並ぶスペースを取り戻しますので原則抜歯をしません

・取り外しが可能な装置を使用 :大人の矯正治療とは異なり、自分で「床矯正装置」は外すことができます

・痛みはほとんどありません :きちんと「床矯正装置」を使用していただくと痛むことはありません。そもそも自分で外せるため、痛ければつけていられませんですが、「床矯正装置」の装着をさぼってしまうと、改めてつけたときに痛むことがあります

・費用を安く抑えられます :子供の歯並びの問題は難しいものではないことがほとんどです。 簡単な治療で治せるものであることがほとんどです。大人の矯正治療のように複雑な技術や時間がかからない分、費用を抑えることができるのです

取り外し型の矯正装置

床矯正装置は一種の入れ歯のような物です。
本体はプラスチックのプレートで、
スクリューやスプリングがついた構造に
なっています。
このスクリューを回して装置の形状を
変化させ、その負荷を利用して、
顎をゆっくりと拡げ、歯を動かし、
歯並びをきれいに整えて行く仕組みです

床矯正装置

床矯正に適した年齢

「床矯正」とは顎の成長不足を助けることで、あるべき顎の大きさに成長させ歯の並ぶスペースを生み出す治療です。つまり、顎の骨が発達している段階の低年齢(3~10歳)だからこそできる治療方法です。この時期を過ぎ中学生にもなると、口の中はほとんど永久歯に生え変わっており、口の成長状態は大人と変わらず「床矯正」は困難になります。そうなると永久歯を抜いて歯並びを整える、一般的な大人の矯正治療の対象と、なってしまい、痛みが伴い、時間、費用も掛かってきてしまいます。

まずは乳歯が生えそろうった頃を目安に、歯並びに違和感があればそれが治療開始時期です。とはいっても、なかなか何が正しい歯並びで、どうなっていたらよくないのかがわかりにくいと思いますので、健診に来てください。その際に問題があるようなら説明させていただいております。

それ以降では、前歯の永久歯が6歳頃になると生えてきますので、その時に歯並びが重なったりしていないかしっかり確認してください。この時期であれば、前歯が重なっていたり乱ぐい歯になっていても、前歯の問題だけなので「床矯正」で簡単にきれいな歯並びにすることができます。

糸切り歯(犬歯)が生える9~10歳になると歯並びの問題は奥歯にまでおよび、治療が難しくなり、費用や治療期間もグッと伸びてしまいます。 歯並びの問題は放置していてよくなることはまずありません。放置していた分だけ難解な治療が必要になってしまいます。歯並びに違和感があれば、まずは相談してください。「違和感がある」それが治療のタイミングです

5~7歳が最も治りやすい年齢だと言われています。
9歳以上ではお断りする事がございます。 この治療には副作用などはございませんが、治療にご協力頂けない場合は治らない事があります